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ラボブログ

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Data:2014/07/14

産業遺産を照らす320°プロジェクションマッピング

産業遺産を照らす320°プロジェクションマッピング

ドイツは今も昔も優れた技術国家です。
そのため国中には数多くの産業遺産が残されています。
今回ご紹介するプロジェクションマッピングはそのうちの一つで
「大聖堂」とも称されるガスタンクを舞台に開催されました。

Epson and Urbanscreen Artists Present Spectacular Projector Show

ドイツ西部、ルール地方の一都市オーバーハウゼン。
重工業都市の一角として栄え、戦後ドイツの復興にも尽力した歴史ある都市です。
エネルギー転換などで重工業分野の競争力が衰退した現在では、
大きく方向転換し、多くのアーティストが集まる文化都市として歩み続けています。

そんなオーバーハウゼンにある産業遺産の一つ「ガスタンクのガソメータ」が
今回ご紹介するプロジェクションマッピングの舞台です。
スクリーンとなるのはガソメータの内壁、タンクの内部です。
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縦に三台重ねて1セット、合計21台のプロジェクターが強力な光を放ちます。
横から見るとまるでレーザーのようです。
映像は互いに重なりあうように配置されており、壁面にとても鮮明な映像を映し出します。
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直線で構成された幾何学的な映像は産業遺産のガスタンクによく似合います。
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科学技術の塊でありながら、大聖堂とも呼ばれる「ガソメータ」
ガスタンクの構造美と幾何学模様が美しく解け合うこの作品を見ればそれも頷けます。

[ガソメータ オーバーハウゼン]
1929年完成。完成当時、ヨーロッパ最大のガスタンクだった。
現在は美術展示場として公開されている。

Epson and Urbanscreen Artists Present Spectacular Projector Showから学ぶ事

室内のほぼ全面に投映するプロジェクションマッピングは、屋外から眺める作品と違い
映像に包まれているような立ち位置で作品と向き合うことになります。
前者は、どんなに大規模で派手な作品でも「対岸の火事」のような感が残ってしまいます。
しかし、後者はどうでしょう。
視界を埋め尽くす映像はどこを向いても存在しています。
作品に込められた世界観の中に放り出されたような
制作者の頭の中へどぶ漬けにされるような感覚に陥ってしまうことでしょう。
この作品はそんな緩い圧迫感と、怜悧な直線の美しさに満ちています。

ちなみにこの作品はエプソンドイツグループのプロモーション活動の一環でもあります。
使われているプロジェクターは全てエプソン製です。
三台重ねているとはいえ下から上へ、かなり遠距離から投映しているにも関わらず
素晴らしく鮮明な映像が映し出されています。
自分の勉強不足を恥じるばかりですが、
エプソンのプロジェクターにこんな光量のものがあったのかと、意外に思ってしまいました。
さっそくリサーチを進めてみたいと思います。

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