TEL.052.253.9866

ラボブログ

140805blogphoto
Data:2014/08/5

渦巻くトリップ感。曼荼羅プロジェクションマッピング

大地に描かれる宇宙、曼荼羅

複雑な幾何学模様によって描かれる「曼荼羅」
今回はその曼荼羅を主題にしたトリップ感満載のプロジェクションマッピングをご紹介します。

Mandala Projection Mapping – Body & Soul 2014

著名なハウス・ミュージックライブ・イベント「Body & Soul」
スピリチュアルな音楽性を強く打ち出したDJばかりが集うこのライブイベント。
そこで開催されたのが「Mandala Projection Mapping」です。
ちなみに、日本で曼荼羅というと仏様が描かれた巨大で複雑な絵画を連想する人が多いですが
欧米では宗教的な意味合いは薄く、宇宙観を現すフラクタル図形といった捉え方が多いそうです。
60年台に大流行したヒッピーなど大自然への強い想いを持った文化人達に愛されてきた図形群です。

スクリーンとなるのは白い石と色のついた砂、松ぼっくりで作られた幾何学図形。
曼荼羅を構成する特徴的な図形の一つです。
暗闇に浮かぶ手作りの曼荼羅は流れる曲に合わせて次々と姿を変えてゆきます。
振動しているようにも見えるほど早い流れの渦巻きは
じっと眺めているのが恐ろしくなるほどのトリップ感です。
鐘の音なのか弦が歪む音なのか、幾重にも木霊する不可思議な音色が
舞台の空気感を力強く描き出していきます。
合間にプロジェクションマッピング定番の線をなぞる演出も挟みつつショーは進みます。
しかし、石で出来たガタガタの線をキッチリなぞる場面は随分苦労したのでは、
とつい考えてしまいます。

やがて図形は映像によってゆるゆると揺れ、膨張したり縮小したしながら形を変えてゆきます。
さっと闇に消えたかと思えば、するりと現れてみたり。
渦巻いたり揺らいだり明滅したりと、脳みそを揺すられるような演出の数々。
画面越しでも目と耳から染み入るトリップ感は、一抹の心地よさと大きな不安感に提供してくれます。
今更ですが、酔いやすい人はご視聴の際、ちょっと注意したほうがいいかもしれません。
実際にこの場に居合わせた人の中には
うっかり宇宙の真理をに到達してしまった人もいるのかもしれませんね。

Mandala Projection Mapping – Body & Soul 2014から学ぶこと

この作品を見てふと思い出したのは、音楽と薬物に満ちた狂騒のヒッピー文化でした。
ヒッピー文化に対して碩学というわけではありませんが、
この作品はヒッピー文化と数多くの共通性を持っていると思います。
土着音楽のエッセンスをたっぷりと含んだ音楽と、
宇宙観や精神世界を描き出した曼荼羅の組み合わせ。
かつて音楽と薬物の力で精神の自然回帰を成し遂げようとした行動が、
深く洗練された形のように見えました。
視覚と聴覚を埋没させ、イベントが生み出す空間に精神まるごと混ざってゆくために
プロジェクションマッピングはとても重要かつ便利なツールだったでしょう。
またひとつ、プロジェクションマッピングの面白い表現例を知ることができました。

※当サイトに掲載されている一部画像、スクリ-ンショット、文章に置いては著作権侵害を目的に利用しておらず、第三十二条で定められる引用の範囲で使用しています。万が一問題があればお問い合わせからご連絡ください。即刻削除いたします。また、本ブログは業務の研究開発のためのものとなり、一部、弊社に関連性が無いものも掲載しております。