
ローマ時代の闘技場に投影されたプロジェクションマッピングを追う
古代遺跡の特徴的な造りを活かして
今回ご紹介するのはローマ時代の円形闘技場に投影された、プロジェクションマッピングです。円形闘技場と言えばローマのコロッセオで有名な組積造のアーチが幾つも連なった複雑で特徴的な遺跡です。そんな古代文化の技術の結晶とも言える円形闘技場と現代先端技術であるプロジェクションマッピングのコラボレーションをお楽しみ下さい。
Illuminations Noël
こちらはフランスのニームで毎年クリスマスに開催されているプロジェクションマッピング企画のようです。年度ごとの円形闘技場の使い方の違いや演出のバリエーションは必見です。
2011年ver
流石に5年前の作品とあって少し懐かしい演出が随所に見られます。ポップで元気な映像の作品に仕上がっています。
2012年ver
円形闘技場の形をメリーゴーランドに見立てたり、アーチの部分に小人が腰掛けたりなど初段らしく闘技場の形を意識した作品作りが行われた作品。ブラックアウト&ライトアップによるシーンの切り替えが印象的です。
2014年ver
2014年のものはクリスマスをメインテーマにサブテーマを四季にした作品です。映像を通じてサンタクロースの私生活を垣間見ることができるという、可愛らしいストーリーとなっています。
2015年ver
2015年度に関してはまだ写真しかアップされていなかったのですが、察するに聖母マリアやキリストの誕生をテーマとした作品のようです。緻密なタイル画やステンドグラスが宗教的で美しいですね。
[参考サイト]
COSMO AV
Illuminations Noëlから学ぶこと
こうして同じ場所で開催されている作品でも年度ごとに追って見ていくと、その年の流行や技術の変化が如実に見て取れ面白いですね。ここまで見ると今年はどんな作品が上映されるのか非常に楽しみになってきます。毎年開催されている催しのようですので興味を持たれた方は、一度行かれてみては如何でしょうか?
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